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さて、お昼休みになりました
俺らはいつも仕事してる空き教室で一緒に飯を食う奴を待っていた。ここは誰も来ないので色々話ながらゆっくり過ごすには最適だった
…え?食堂で食べないのかって?食堂は生徒会もよく利用するし学生も多いから色んなことに気を回さなきゃならないんだよ。絡まれると大変なんだ。まぁ、飯くらいゆっくり食べさせろと言うのが本音である
「優ぅーもう食べようぜ…腹減ったー死ぬぅ……ごーはーんごーはーん」
和樹が駄々をこねる。ガキかよ笑
「もう少し我慢しろよwあいつらだって忙しいんだ……多分」
「でもあの人達って遅いとき大概イチャついてるよね…遅いときに限らずだけど」
…否定出来ないのがつらい
「いや、でもさっ」
ガラッ
そこまで言った時ドアが空いた
「やぁやぁ皆さーん♪遅れてごめんなさーい☆ちょーっとイチャついちゃっててへっ☆みたいなー」
「ご…めん………お腹……ぐ……ぐ…ぅ…」
そこには生徒会のチャラ男こと美山圭吾〈みやま けいご〉と
わんこ書記こと柳那由多〈やなぎ なゆた〉先輩がいらっしゃった
「てめぇごらぁぁああ"!!…イチャついてたキャハッ…だと?……詳しくお願いします!!」
…いやいや、最後まで怒れよ和樹さんや
「んっとねー」
お前も話し出すなし。まあ俺も気になるが。
「お昼のチャイムが鳴った後にー生徒会の皆食堂に行っちゃってぇ
二人っきりでもじもじしてるなゆ見てたらテンションとかいろいろMAXなっちゃってさぁー
押し倒してそのままにゃんにゃん的な?まぁ本番まではしてないんだけど☆もう本当になゆってば可愛すぎて(ゴンッ…ったぁ…」
「朝のお返し。続きは飯のあと聞かせて」
話が長くなりそうなので先に飯を食べることにした。那由多先輩ももうお弁当を広げてスタンバってたしね笑
俺の鉄拳が痛かったのか圭吾は床で悶えている
「はぁ…ほらー、和樹、圭吾起こすの手伝って……ってどうした?」
和樹もなぜかぷるぷる震えていた
「おーい和樹ー?どうしt「優ぅぅう!!どうして途中で止めるんだよぉ!めっちゃ良いとこだったのにっ!!俺の…俺の昼の萌を邪魔するなんて…!!ひどいわ…ううっ…」
なんか鼻水垂らしながらしがみついてきた…
うわっ鼻水ついたし…
「あー、はいはい、ごめんごめん…これやるから許して」
そう言って俺が取り出したのは1枚の写真だった
「え?ぉ…おま…これは…!?会長の寝顔…!?どうやって撮ったんだ?超レアじゃん!」
「なんか中庭行った時見えにくい場所で寝てたから撮っちゃった☆」
「わーい!レアモノー!!」
ん?会長に興味とかないくせに何で和樹が喜んでるかって?
それはだな…「こんだけレアなら5万は余裕だなー薄い本めっちゃ買えるわ……あれの新作と前から気になってたあれと…フフッ……あぁ…生きててよかった…」
という訳だな
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