親衛隊の1日~午前~

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太陽の日差しが暖かな、でもまだ少し肌寒いような風が吹いている5月……の朝 登校してきている奴は少ない それを知ってか知らずかカップルが朝の教室でイチャイチャしている…… という現場はないだろうか…… そんな事を思いながら廊下を歩いていく 俺はとある空き教室の前でとまった ガラッ 「…おはよー(ドスッ)ヴっ」 「優ちゃんおはよぉん」ギュウ 茶色いチワワ…いや、茶色い髪の男の娘…間違えた 男の子が俺に抱きついてきた …突進と言ってもいいかもしれない 茶色というよりハニーブラウンの髪色でクセの入った髪 目もくりくりしてて顔の全てのパーツが可愛く整っている …下手しなくても女の子にしか見えない 本当に男なんだろうか… 彼の名前は 城木 理久〈しろき りく〉 顔と性格はまさに天使! どれくらい天使かって言うと…親衛隊が出来てもおかしくないくらいの天使度だ 本当に可愛い そんな彼に俺は挨拶をかわす 「…おはよう、理久。そろそろ離してくれると…「優ちゃん今日もいいにおーい」バキッボキッ 「ぐぅぅうえぇぇ」 「wwwwwwwww」 引き剥がそうとする俺とあり得ないくらいの馬鹿力で抱き締めてくる理久… そしてそれを見て爆笑しているイケメン… イケメンは茶髪でこれまた顔のパーツが整っている こいつは 深山 和樹〈ふかやま かずき〉 変態だ 身長も高くて性格も(変態だけど)良いからこいつも親衛隊が出来るレベルの男だ しかし残念ながらこの二人には親衛隊がいない。 というか作る事ができない… ーこいつらに親衛隊が出来ない理由 こいつらも生徒会会長様の親衛隊だからだ
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