運命の人

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深々と雪が降り積もる中で見つけた“彼”は、俺の運命の人なんだって思った。 きっとそうだ。 寒さで赤くなった鼻の奥がつんと痛くなって、息をしてるのか、してないのか、自分でも分かんなかったけど。 ただ、少し前を歩いていくその人の後ろ姿を見ただけで胸が苦しくなって。 泣きそうになるからまた鼻が痛くなって。 つまり、そういうことだ。 これが俺の初恋。 君が俺の運命の人。
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