佐々木家の兄弟は。

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『ぁ…っん!せ、んせぇ…っ』 「……………」 「……………」 『…はっ。ん、可愛いよ、リョウ』 「……………………」 「…………………………」 ちょっと待って。この沈黙が重い。 ベッドの方から、漫画のページをめくる音がする。 ちらっと後ろを見ると、裕也は普通に漫画を目を走らせていた。 『ひゃん、やぁっ……せんせっイクッんっイクぅ!』 「……………」 「……………」 『リョウタっ…はぁ、んっくぅ…っ』 「…………………」 「……ちょっと待って」 「え」 沈黙をつらぬいていたはずの裕也が声をあげた。何だ。
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