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「違う違う違う!」
「え、違うの?」
なんで自分の名前が受け君のびーえるCD買えんだよ探してまで!
「ホモなんだと思ってた」
「直球!でも違う」
な、なんてことだ!弟に勘違いされてた!俺悲しい!
「普通に女の子が好きです」
「じゃあ何でそんな趣味……」
「そんな趣味とか言うな!俺の生き甲斐をっ。趣味は趣味だろーが」
「…そなんだ」
漫画を閉じて枕元に置き、俺のいるデスクに近づいてきた。
そしてそのまま俺の顔を覗き込んだ。
「ん?何」
「…じゃあ兄さんはさ、一回も男のこと好きになったことないの?」
「無い!」
「………………そ」
そう言って微笑んだと思った次の瞬間。
──唇に落ちた柔らかい感触。
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