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楽譜の束の中から、
さらに、紙束がぐちゃぐちゃに詰まったファイルを
一冊取り上げる。
フランツフェルディナンドの[take me out]。
大学祭でスタートに歌う予定の曲だった。
ノリがよく、CMで使用されていた曲であったことから、
耳当たりも良く客呼びには丁度いい。
オープニングから弾け、徐々にフェイドアウト。
途中でガラリと曲調が変化し、一気に場を盛り上げていく。
そのあとの曲に繋げるには、もってこいの曲目だ。
比較的単純なコードが続き何度も同じ歌詞を繰り返す。
だが、出だしのタイミングは
かなり難しくアレンジされていた。
1テンポ目のギター音と共に歌い始めなくてはならない。
タイミングを逃すとグダグダとなり、
かなりかっこ悪い。
ボーカルが歌い始めるまで、待つことも出来るが
アレンジは、ギター主導で引っ張っていく作りになっていた。
たぶん・・・情け容赦無く
ギター(クラウト)は、走っていく。
さらに、原曲よりもかなりテンポアップされていた。
完璧じゃなくていい・・・・。
俺が見たいのは・・・・・・・
・・JAM(即興のLIVE)が出来るかってこと。
俺たちと波長が合うのなら・・
・・・うまく切り抜けられるはずだ。
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