Laid Back Life (ゆるい生活)

3/8
89人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
スグに、温かく脈打つ乳房にたどり着く。 夢と現実の狭間を行き交うみずきを起こすのは、 俺の役目であると見せつけるために、 後追いでアラーム音を鳴らす携帯の目覚ましも黙らせた。 乳房の先端を優しく撫でるうちに、 徐々に、みずきの呼吸が変わってきた。 無防備な中にある、エロティックな吐息。 この瞬間が、好きだった。 陵辱されていたことに気づいた時に見せる、恥ずかしさを隠そうと、膨れっ面で怒る表情が、 なんとも言えず愛おしい。 パジャマのボタンを外し、 胸元まで赤く染まるだろう様子を眺めようと みずきに伸し掛かるように、跨る。 顕になる乳房は、透き通るほど白く。 青白いだけの俺の手のひらとは違い、指先が触れる箇所に赤みが差し広がり、ふわふわと揺れ動く。 ・・ねえ。 こんなことされてるのに、目が覚めないって。 ホント、無防備過ぎだぞ。 朝から襲っといて、何言ってんだか。 ・・でもさ、 もう少し緊張感を持ったほうがいいだろ? いくら俺だからと言って、余裕持ち過ぎていると何するかわかんないぞ。 ・・・・。 あんなことや、こんなこと・・するかもしんないよ?
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!