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スグに、温かく脈打つ乳房にたどり着く。
夢と現実の狭間を行き交うみずきを起こすのは、
俺の役目であると見せつけるために、
後追いでアラーム音を鳴らす携帯の目覚ましも黙らせた。
乳房の先端を優しく撫でるうちに、
徐々に、みずきの呼吸が変わってきた。
無防備な中にある、エロティックな吐息。
この瞬間が、好きだった。
陵辱されていたことに気づいた時に見せる、恥ずかしさを隠そうと、膨れっ面で怒る表情が、
なんとも言えず愛おしい。
パジャマのボタンを外し、
胸元まで赤く染まるだろう様子を眺めようと
みずきに伸し掛かるように、跨る。
顕になる乳房は、透き通るほど白く。
青白いだけの俺の手のひらとは違い、指先が触れる箇所に赤みが差し広がり、ふわふわと揺れ動く。
・・ねえ。
こんなことされてるのに、目が覚めないって。
ホント、無防備過ぎだぞ。
朝から襲っといて、何言ってんだか。
・・でもさ、
もう少し緊張感を持ったほうがいいだろ?
いくら俺だからと言って、余裕持ち過ぎていると何するかわかんないぞ。
・・・・。
あんなことや、こんなこと・・するかもしんないよ?
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