KILL TIME

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その後もみずきは、 あの一件で懲りずに悩み事やら何やら相談しては、 リリカが繰り出す真逆なアドバイスに頼りっぱなしになっていた。 影で親友の恋人にモーションをかけているなどと 露程も疑わないもんだから困ったもんだ。 悩みを打ち明ける事が出来る、無二の親友が、 みずきに悪害を成すために、近づいているだなんて、 純粋無垢なみずきを、 谷底に突き落とすような真似は出来ず。 親友に裏切られてるなどと言えずに、 今日に至る。 だが、今はあの頃とは違う・・・ 俺は、KILL TIME の道具としてリリカを受け入れ、    (暇つぶし) パトロンとして素晴らしい働きをするリリカに、 頼っている状態である。 今回のデビューも、リリカが獲ってきたチャンスだ。 チンケなプライドで、 このチャンスを逃すわけには行かない。 今では抜き差しならないほどに、 ・・・・・こいつと、繋がってる。
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