Smells Like Teen Spirit

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それに俺たちは、 「GOTO・プロダクション」の社長が イメージするバンドでしかない。 色を変え、姿を変えて、 今までの曲風とは異なるものを受け入れる。 自分のやりたい音楽をしたくてここに居るんじゃない。 ”操り人形”になるためにここに集まったのだ。 みんなの腹の中は、俺と大して変わらないはずだ。 ふと、  バンド【EINS】に移籍した時のことを思い出した。 グラウンドコアから、ゆるいロックへ移った時。 意外にもボンジョビが、思っていたほど おっさん臭くないことや、 グッとくる歌詞が多かったことで、 いつの間にやら”ゆるロック”に、嵌っていた。 あの時のように、また染まっていくのだろうか・・・
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