NEVER FXXKIN' MIND THE RULES

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「マジ??」 「ブリッツかよ・・・すげえ・・・」 その言葉に一同が、感嘆の声を漏らす。 これには、OTOWAも目を潤ませた。 ブリッツTOKYOなら、観客動員は2600人 今までのライブの10倍以上の規模だ 具体的な日付を告げられたことで、現実感が増す 「それまでの間、 君達の事はトップシークレットなんだ。 彗星の如く現れ、センセーショナルな旋風を巻き起こす! インディーズ時代の積み重ねはないものの、 君たちは必ず、ヒットするはずだ。 だから、誰にもデビューすることを明かすんじゃないぞ」 と力説する糸井。瞳は10代の少年のように輝いている。 「携帯電話も没収。 会社から支給された携帯電話を使用すること。 入寮後は、外部との連絡も一切取るなよ。 もし漏らしたら、 ペナルティを、受けることになるからな」 今すぐにでも、 誰かに自慢したい衝動に駆られるのも無理ない。 だって、ブリッツでデビューイベントというのは、胸躍るに決まってる。 夢の大舞台までのカウントダウンが既に始まっているのだ。 だがその前に、大事なことを思い出した。
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