NEVER FXXKIN' MIND THE RULES

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この3人は、デビューという話を受けた時にバンドを辞めて来たメンバーだ。 俺だけは、デビューの話が確定するまでは何があっても、 【EINS]に、しがみついていようと思った。 みずきのためでもあったが、 デビューの話が立ち消えた時、俺の活動場所を失くなってしまう・・ それだけは避けたかったからだ。 恨めしそうな顔でOTOWAが、俺を見つめる。 バンドメンバーに金を渡して口封じしろというのが、 糸井マネージャーの最終手段だった。 金で解決出来るメンバーじゃないと思ったが、 このおっさんに泣きつくような真似はしたくない・・・ OTOWAが、次の収入源を探す。 「じゃあさあ~、糸井マネージャー・・・ 女はどうします?。 デビューにあたって、 一掃しておけってここに書いてありますけど・・ うざい女が多くって・・・。」 「こいつらと縁切るために、 手切れ金とか・・・なんとかならないっスかね?」 バンッと、机を叩き立ち上がった。 かったるそうに言うOTOWAを思い切り睨みつける。 コイツは馬鹿か!! こっちのほうが、大事な案件じゃないか!! 「どういうことだよ・・・・」 声が裏返り、うまく言葉にならなかった。 俺の言葉が伝わらなかったようで、 糸井は、別の手段を使い、 金を事務所から出させようという魂胆のOTOWAの質問に対して対応する。
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