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「・・・・彼のことを悪く言うつもりはないが、
7年もバンドを続けていて、芽が出ないということは、
誰の目から見ても、夢を追いかけるのは難しいだろう。
君に負担をかけ苦しめているにも関わらず、
支えてくれと、頼るような男と一緒にいるようなキミじゃないはずだ。
君にはもっと相応しい人が存在している。
それが俺じゃなかったとしても、
君だけは、
不幸になって欲しくないんだ。・・・」
「余計なお世話だ。」
思わず叫びそうになる。
勝手気ままなことを言いやがって・・・・
お前の気苦労はもう必要ないんだよ。
みずきは幸せになるの。
もちろん幸せにするのは俺。
お前じゃねえ!
心の中で思い切り叫び、
逆立った感情を落ち着かせようとする。
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