Das Licht ist erloschen

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ーーーーーーー 職場に着き最初に貰ったのは、遅刻したことに対しての 説教でも、叱咤でもなく。 驚きの声だった。 「どうしたの?其の顔!!まあまあ、腫れちゃって」 普段厳しい主任が優しい声を掛けてくれる。 ストッキングのカラーひとつ、 ネイルのデザインひとつとっても、小言を欠かさない主任が、私の為に、アイシング用にと保冷剤を取り出し、ハンドタオルに丁寧に巻いて差し出してくれた。 「ありがとうございます」 恐縮しつつ、保冷剤をまぶたの上に置き、腫れを引くまで、ロッカールームのなかのベンチに座り天井を見上げる。 「ストッキングもないじゃないの~、はい、これスペア。使っていいわよ♪」 主任のお気に入りの新品のストッキングを渡される。 パッケージを開き足先に入れながらも、まぶたの上から保冷剤が落ちないようにバランスを取った。 「一体何があったの?そんな状態で職場に来るってことは、相当なトラブルよねぇ~♪」 はたと、主任の顔を見る。 ニコニコとしてはいるが、どんなスキャンダルを抱えているのか、気になってしょうがないといった表情だ。 ...そっか。噂話のネタが欲しいってことか。
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