RAINBOW #2

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拍子抜けした、もっと色々と仕事させられるのかと思った。 「で、時たま此処に来る男性が君と話をしたいと思ったら、 スタッフから、”リクエスト”っていうのが来る。」 机の上にあるバインダーを指先で叩いた。 プロフィールと書かれた用紙。 氏名や年齢、趣味なんかが書かれている。 「男性の書いたプロフィールを見て、会って話をしたいと思ったら、 ”リクエスト”に承諾するを丸をつけてスタッフに返して、 黄色い衝立の奥に在る”トークブース”の席で、男性が来るまで待機して、 10分間男性とお話をして終わり。それで3千円毎回渡すから」 「は、話だけで、3千円もらえるの?」 「そう。お喋りするだけ。簡単だろ?」
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