RAINBOW #2

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「なんか... 君態度凄く悪くない?」 「は?言われる筋合いないんですけど」 「はぁ...」 オトコがわざとらしく溜め息をつくと、 テーブルにあった、 小さな電子ブザーを押した。 「どうされましたか?」 「悪いけど、キャンセルで」 「キャンセルですか?」 「態度悪すぎ」 「別の子とお話されますか?」 「もういいよ、今日は、帰るから」 オトコが鞄を持ち席を立った。 「何様なんですか?あのひと... てか、3千円ください」 手のひらを向けると、 スタッフのオトコは、 眉間にしわを寄せて、うちを見た。
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