RAINBOW #2

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そう呟いた私を、目を丸くして眺めた後、 「ぶほ!!」と噴出した。 「なに言ってんの?アヤカ、 既に泊まってっし。超ウケんだけど。」 あはははと笑うミカに、慌ててたずねる。 「え?そうなの??」 笑いを堪えながら、ミカが語りだす。 「確かにさー。やることやってさよならっていう時も、あるけどさ。 リピの相手とかだと、 一緒にお泊りってのは結構あるかな。 って私の場合だから、他の人は知らないけどさぁ」 「信頼って生まれるものなんだね。 なんか、寝ている間に逃げられたりとかさ、 お財布盗まれたりとか、 そういう裏切りってあるのかと思った」 「人によるかな、会って変なヤツだったら、即行で逃げるし」 「逃げたりすんの?」 「ま、そんなトラブルに当たった事今まで無いけどさ、 会う前に見た目やば過ぎて、帰ったりすることもあるしさ」 「...そうなんだ」 「てか、売りについて聞いてきたの初めてだね。」 ミカの指摘に、愕いた。
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