RAINBOW #4

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.あにぃに、 この辺りから先には行くなと、念を押されていた。 下手すれば、腕を掴まれホテルの部屋に押しこまれるぞ、 などという、脅し文句を言っていたことを思い出した。 徳山は、慣れた素振りで、 緑色のフェンスの前にいるマイクロミニから伸びる長い足を、 見せびらかせる女達からの誘いを無視しながら、 ずんずんと進んでいった。 その背後にぴたりと張り付くように、歩を進める。 先ほどまで散々弄んだくせに、 もう一度、付き合わされる羽目になるのだろうか? などと、徳山の性欲に文句をつけたいところだったが、 徳山の目的は、 どうやら、ホテルのベッドに横たわるためではないらしい。
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