第17話

10/29
前へ
/29ページ
次へ
「嶺は仕事も出来るし、モテる。男としても一人の人間としても。上手く立ち回る事が出来るからね。」 「…なんとなく想像はつきます。」 「でしょ?恋愛だって…全部は知らないけれど並以上の経験があるのは確かだと思うの。その内何人かは、今の雅ちゃんみたいに私やテツとも関わってきた。」 だけど、とアスカさんは言葉を詰まらせる。 「こんな理由で泣いた子は雅ちゃん以外、一人も知らない。」
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加