第17話

13/29
前へ
/29ページ
次へ
「雅ちゃんはどうしたい?」 「え?」 「私はね、嶺に怒っているのと同じくらいもったいないとも思ってる。」 「もったいない…?」 絡められた指にぎゅっと力が入る。 「こんな理由で泣いた子も見た事はないけど、あんな風に笑う嶺も初めてみたの。」 「初めて…」 「だからね。私はずっと見守ってきたし、ずっと応援してた。」 アスカさんの優しさが私の胸をぎゅーと締め付ける。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加