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3球目 またもど真ん中にストレート。
カキーン!
打球はキレイにセンター前に。
4球目 外角甘めにストレート。
カキーン!
今度はライト前に打球は落ちた。
乾「多分下窪は中学の時はずっと最初の大振りだったと思う。」
雅「え?」
乾「あの体格だからずっと長打を期待されてて大振りしてたからベンチだったんだ。」
乾は下窪を見ながら続ける。
5球目 内角低めにシンカー
乾「アイツはパワーヒッターなんかじゃなくてアベレージヒッターだ。」
カキーン!
打球はセンターに抜けていった。
聖「まさかシンカーを完璧に打たれるとはな。」
下窪「僕も驚いてますよ。こんなに打てたのは初めてです。」
乾「ナイスバッティング。じゃあ次は守備だね。」
しかしこの守備テストで乾達はバッティング以上に驚かされた。
みずき「すごい・・・」
矢部「完璧でやんす。」
下窪の守備は非常に上手かった。ショートバウンドの球も正確に捕球し送球も正確だったのだ。
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