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走り終えた乾と聖はグラウンドに大の字に倒れた。 乾「ハァ、ハァ。ナイスラン聖。」 聖「こっちこそ助かったぞ俊介。お前のおかげで走りきれた。」 乾「気にすんな。仲間だろ。」 乾はそういうと岡元の元へ向かった。 乾「よう。約束はちゃんと守れよ。」 岡元「・・・なんでお前はこんな高校で甲子園なんか目指してんだよ。こんな高校で甲子園目指したってどうせ強豪校にボコボコにされるだけだろ。」 乾「たしかに普通に考えればそうかもしれないけどさ、この高校で強豪校倒して甲子園で大暴れなんてすっごく楽しそうだろ?」 岡元「だからって無謀すぎるだろ・・・」 乾「そうか?確かにうちの野球部は人数少ないけど能力が高いやつばっかだぞ。それに守備がかなり上手いやつも入ってくれるみたいだし。」 乾は岡元を見る。 岡元「やるからには妥協は許さねーぞ。」 乾「わかってるよ。」
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