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こんなに求めてくる行為なんて、
……俺は知らない。
推し進めていく男の欲望が、勇太のモノが俺をおかしくさせる。
「んっ。やらぁ。……ぁあ。」
「春樹、もっと、もっと。」
抗えない快楽。
時には優しく、時には激しく勇太は突く。
俺の欲望を奮い立たせる。
「ま、また、ィ……っ。」
イク寸前に緩くなる律動。
おかしくなる。
「焦ら、すなっ。」
ユルユルと緩めるその動きに、半ば怒りが込み上げる。
「春樹、怒んないでよ。あんまり反抗的だと、また、イカせなくするよ?」
「…………っ。」
そんなこと言われたら、何も言えなくなる。
「ん。イイ顔。もっと見せて。」
どこが、いい顔なのか、反論したくなるけど。
今はそれよりも、早く達したい、と言う気持ちの方が勝っている。
「は、やくぅ。」
イキたい、と鳴きたくなる。
「どうしよっかなぁ。まだまだ俺は物足りないんだけど。」
「……も、無理。」
限界なんてとうに超えてる。自然と腰が浮いてしまう。
熱い。つらい。出したい。吐き出したい。
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