プロローグ

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アタシは、10日前に体調を崩しまして病院に検査に行きましたが、病院から精密検査を受けるように言われまして、松山市梅本にある国立四国ガンセンターに検査のために入院をしていました。 入院四日目に、アタシは担当の医師から呼び出されまして、検査の結果をアタシにこう告げました。 「まりなさん…検査の結果…左の乳房にゴルフボールの大きさのしこりが見つかりました…」 アタシはこの時、担当の医師から乳ガンを告知されたのでありました。 余命は長くて5ヶ月、サイアクの場合、この冬は越せないかもしれないと医師から告げられたアタシは、目の前が真っ暗になってしまいました。 しかし、アタシは治療を拒否することを選びました。 アタシは、悲しいことやつらいことや怒りなどで体がボロボロに傷ついていましたので、残された人生を精一杯生きて行くのだと言う気持ちになっていたのでありました。
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