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~遠坂邸~
「「「 ーーーー天秤の護り手よっ!! 」」」
遠坂邸の地下では、一人の男性と二人の女性が魔法陣内で血を垂らし詠唱を終えた。
すると、間も無く三つの轟音が遠坂邸内の別々の場所から鳴り響いた。
「なによ!今回もまた失敗!?
前回といい今回といい、なんであたしばっかり召喚ミスらなきゃいけないのよ!!」ダンダン
「イヤイヤ、遠坂だけミスったって訳じゃないんだ」
「そうですよ姉さん。そんなこと言ってる間に私たちのサーヴァントが仲間割れを起こしたらどうするんですか」
遠坂と呼ばれた黒髪の女性は地団太を踏んで憤っていたが、白髪で褐色の肌の男性と紫掛かった黒髪の女性に宥められ、黒髪の女性は大人しくなる。
「それもそうね。じゃ、桜、士郎。
また後で衛宮くん家に集合ね」
「分かった(分かりました)」
返事をし、桜と言う女性と衛宮と言う男性は地下から出ていく。
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