騒音製造機ステファニー

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「本当に、本当に、私はただただガンダムを作って乗りたかっただけなのです。それは親父さんも承知でしょう?」 「そ、それはそうだが、いや、しかし、慣れてくるとお前、べらぼうにおもしれーな」  親父さんは再び、懐から煙草を取り出し、口にくわえた。そして火をつけるとふう、と揺れる白い煙を吐いた。しゃっくりしながら笑っているのだ。 「笑い事じゃないのですよ! 親父さん! 今日ここに来るのどれだけ大変だったと思うのです?」 「わりいわりい。話きいてりゃ、それはよくわからあ。しかし、それでもおもしれえもんはおもしれえよ。満員電車って言っても、二駅だろう? せっかくだから乗ってくりゃよかったじゃねえか」  ――――他人事だと思ってこの野郎。私は心の中で悪態をついた。  ――――気のせいだろうか。目から起動音が聞こえた。光らないけど、光った音がした。
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