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なぜなら成功した人がいるならば儀式の方法が分かるのだが、誰も知っていないのだ。
もしかしたら知っている人もいると言われているが…
しかし、今の所まだ数えられない強者達が誰も成功したことがないから、次元を越える儀式、次元越え儀式と言われている。
メイグルは涙目になりながらもか細い声を出した。
「でも、とりあえず学校には行こうよ、じゃやいと僕あの人に怒られちゃうよ。もう遅いと思うけど…」
エルストは少し考えてから仕方ないと言った顔になった。
「じゃあ、しゃあなし行ってやるか」
「本当!やった」
メイグルはまた翼を羽ばたかせる。
エルストは翼を手で払ってから声を出した。
「じやあ行くぞ」
「うん!」
エルストは2年ぶりの学校に登校しに行った。
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