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「なんで?卒業まで
待つとか言ってたのに…。
先生の約束は、嘘だったわけ?」
「…嘘じゃ、ない…」
「ウソじゃん。
…守れない約束なんて、
…そんなの、嘘と同じだよ」
「……」
「なんで急に、
こんなことになってんの?」
「……」
「…もしかして、危ない目に遭って
気分が盛り上がっちゃったとか?
そんな理由?」
「…そんなんじゃない」
「じゃあ何だよ」
「…わたしが、悪いの…」
「…意味分かんないよ。
…説明してよ」
「……」
目線だけを上げると、
机に肘をつき、悲しそうな顔をした
祐希の視線とぶつかる。
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