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「あの子１年の中でも、相当モテるらしいよ！」
「可愛い顔してたもんねー」
「断るとか何考えてるの……」
「別に彼氏欲しくないし」
「……」
いきなり黙り込んだミユは、ほっぺにたくさんの空気を入れて膨らました。
「あたしも梨花みたいに綺麗だったら良かったのになー。人生違うだろうなー」
「ミユは可愛いよ？」
あたしを羨ましそうに言うけど、ミユは小動物みたいに可愛い。
パチクリした瞳とか、白い肌とか、フワフワの髪とか。
あたしには持ってないものを、たくさん持っている。
羨ましいのは、あたしの方だ。
まぁ別に、恋なんてしたくないけど。
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