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「はい」 「……ありがとう」 わたしも渡されるのを待って ワクワクしていると、先生は すっと出口に向かって歩き始めた。 …あれっ。 わたしは慌てて後を追った。 「…先生…」 「紅茶、淹れるよ」 「…え…」 戸惑って先生の横顔を見上げると、 先生はこちらを見ずに、 歩きながら言った。 「うち、ミルクはないけど、 それでよければ」
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