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ジリリリリーッ……
明「ふぁっ……ふぁっ~あ………」
コンコンッ…パカッ
明「オムレツにしようかスクランブルエッグにしようか…」
怜「今日はオムレツがいいな♪」
明「!!!」
声に驚き後ろを振り返るとパジャマ姿の怜奈が立っていた。
明「お前どうやって…ってソレ渡したのオレだったっけ。」
怜奈は明の声よりも先に明から渡されていた合い鍵をくるくると指で回しながら見せた。
怜「なんかあった時の為にってこれくれたのは明でしょ?(笑)」
カチャカチャカチャ
明「それで?いったいどんな『何か』があったんですかね。」
呆れ果てた様子の明はボウルに入った卵をかき混ぜながら怜奈に聞いた。
怜「それがビックリしたことに最近忙しかったから冷蔵庫になんにも入ってなくってさ(笑)」
明「ハァ…朝飯をねだりに来たわけな。今作ってやるからそっちで待っとけ。」
怜「わーい♪」
無邪気に喜ぶ怜奈を横目に2人分のオムレツを作り始めた。
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