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ここまで話して分かるとおり家は普通の家系だ。
ではなぜ俺がさっきしたように自らの尻尾を封印できたのか疑問に思う人が少なからずいるはずだその疑問に答えよう。
それは俺が
ピンポーン
そんなチャイムの後に外から声が聞こえてきた。
「流星、一緒に学校に行こうよ~。」
それは俺が
「流星、早く開けてよ。」
「うざいさっさと逝け。」
そう言いたいが我慢だ。
なぜならまぁテンプレだ
無視するとあいつ
ヒカリザキ セイカ
光崎 聖可
のビッチハーレムがうるさいからだ。
前に無視したらその時はスッキリしたがその後は大変だった。
その後に待っていたのは、ビッチハーレムによる攻撃だった、ビッチお嬢様にによって差し向けられた殺し屋や、ビッチヤンキーによる昔の仲間による襲撃、しかもすべて警察のお偉いさんの娘ビッチによって揉み消され、警察も頼れずその日は全力で逃げ回った。
そしてなんとか逃げ切り次の日ビッチハーレムに呼び出されこう言われた。
「聖可様を無視するからそんな目に会うのよ、次聖可様を無視したりしたら次こそ殺すから。」
そして何人にもよって殴られ、蹴られた。
それからだ元々嫌いだったのが殺したいほど憎くなったのは。このような事情があって俺はあいつを無視できないのだ。
だからいつも嫌々ながら相手をする。
はぁと一つため息をしたあと嫌々ながら扉を開ける。
流星「なんのようだ、聖可。」
聖可「流星やっと出てくれた早く行かないと遅刻するよ。」
俺はここでもう諦めているが一様もしかしたら奇跡的に諦めて先に行ってくるかもしれないから、一応こう言っておく。
流星「俺、まだ着替えてないから先に行ってくれ。」
たぶんあいつはこう言うと思う。
流星を置いて先に行けないよ。
聖可「流星を置いて先に行けないよ。」
まさか本当に当たるとは。
流星「はぁわかった少し待ってくれ。」
俺は今度こそ諦めてそう返事する。
そして制服を着て朝食を掻き込み
流星「行ってきます。」
誰もいない家に向かってそう言い家を出た。
それが最後だとも知らずに。
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