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一通りの用事を済ませ、二人は会議室に入った。
「眠たくなってきたぞ…」
「まだ始まってすらないよ」
グレイは大きくあくびをしながら席に座る。
数分して、大佐が鋭い目つきで、周りを舐めるように見ながら入って来た。
会議室の皆は、一斉に静まり返る。
「講習を始める。今回、新情報がこっちに入ってきた。それを少し説明してもらう。ダリアル=フォウベルクだ」
「よろしくお願いします。では、説明していきたいと思います」
グレイとライリーは顔を見合わせた。
「こういう事だったのか…」
「流石ダリアル、リーダーシップがすごいね」
ワックスで髪を固め、正装に着替えたダリアルはマイクを服に付け、段の上に立った。
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