日、いつも変わらぬ世界

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「いらっしゃい。」  小屋に入り、受付けのお爺さんと一言交わす。  入場口とされている小さな小屋を抜けると、広い集会場が現れ、待ちは無かったが大勢の人で賑わっていた。  百人程が入る集会場は、夕食時になるとすぐ満席となる。  不定期に、前方の舞台で音楽や踊り、その他色々な催し物が行われる事もある。 「こちらへどうぞ。」  若い女の店員が席へと案内してくれた。  丸太を切っただけの無骨な椅子に腰をかけ、メニューから主食とビールを注文する。
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