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閉じたくなくても閉じられていく瞳。
身体も、自分のものじゃないかのように重い。
左之さん、新ぱっつぁん。
ごめんな、俺、もうダメそうだわ。
3人で一緒に生き抜くぞって約束してたのに……。
みんなも……。
ごめんな、『全員、死ぬんじゃねぇぞ』って言われてたのに……。
最期なら、あいつに会いてぇなぁ……。
俺が好きになった初めての人。
お前と居れて、楽しかった。幸せだった。
最期まで気持ちは告えなかったけど、
“大好き”……、
いや、“愛してる”ぜ。
お前だけは、生き残ってくれよ。
土方さん達、あいつが死んだら、恨むからな……。
神様なんて、信じてなかったけど、
《お願いします。
どうかあいつだけは幸せにして下さい。》
お前は、きっと俺達といてツラい思いをしていたと思うし……、この戦いでも、すると思う。
だから、さ?
もし、あいつが少しでも不幸になったら神様でも恨むぜ?
俺は好きな奴の幸せを願える男でありたいから。
本当に、幸せになってくれよ誰よりも!
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