熱海5
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俺は腕時計を見ると、 21時半を過ぎていた。 「ねえ瑠奈、9時半過ぎたよ。そろそろ最後の花火のラッシュじゃない?」 と言うと、 「そうだね。ゆっくり座って見よう。」 と言い、 三脚をしまい、 最初に座った階段に座った。 そして二人は手を繋ぎ、 花が咲いては消える夜空に視線を向けた。
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