熱海5

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その後も夜空を見ながら、 ゆっくり歩いて行った。 パー子様に付き合いながら。 ゆっくり歩いたら、30分位歩いたところに屋台が見えてきた。 道路の両サイドに、長く連なって 沢山のお店があった。 やはり今日は暖かく、 浴衣姿の人も多く目立った。 「瑠奈やっと着いたよ。いっぱいお店あるじゃん。何食べる?」 と聞くと、 「リンゴ飴」と答えた。 「お前好きだね。」 と言うと、 「美味しもん。いいでしょ。」 と答えた。 いつも瑠奈は、 お祭り等に行くと、 リンゴ飴、バナナチョコと、 甘いものは欠かさなかった。 でも、二人からはまだリンゴ飴の店は見えていなかった。 その前に、俺の好きなフランクフルト屋をみつけた。 瑠奈が、 「しゅん、フランクフルトあるじゃん。食べるでしょ?」 と、 「うん、寄ろうよ。」 と言い、フランクフルト屋に行き 一本買った。 備えてあるケチャップを沢山つけて、マスタードは上から二口分の所にはつけずに、その下にはたっぷりつけた。 瑠奈は、 マスタードがあまり好きじゃなく、 ケチャップだけの所を先にたべる。 その後、 俺が食べるのが決まりになっていた。 出来上がったフランクフルトを、 瑠奈に渡すと、一口食べて 「はい、しゅん」と、 残りを渡してくれた。 俺は、 「うまい」 と言いそれを食べながら、 他のお店に視線を送っていた。 探していたのは飲み物。 歩いたらから喉が渇いていて、 ビールが飲みたかったのだ。
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