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その後も夜空を見ながら、
ゆっくり歩いて行った。
パー子様に付き合いながら。
ゆっくり歩いたら、30分位歩いたところに屋台が見えてきた。
道路の両サイドに、長く連なって
沢山のお店があった。
やはり今日は暖かく、
浴衣姿の人も多く目立った。
「瑠奈やっと着いたよ。いっぱいお店あるじゃん。何食べる?」
と聞くと、
「リンゴ飴」と答えた。
「お前好きだね。」
と言うと、
「美味しもん。いいでしょ。」
と答えた。
いつも瑠奈は、
お祭り等に行くと、
リンゴ飴、バナナチョコと、
甘いものは欠かさなかった。
でも、二人からはまだリンゴ飴の店は見えていなかった。
その前に、俺の好きなフランクフルト屋をみつけた。
瑠奈が、
「しゅん、フランクフルトあるじゃん。食べるでしょ?」
と、
「うん、寄ろうよ。」
と言い、フランクフルト屋に行き
一本買った。
備えてあるケチャップを沢山つけて、マスタードは上から二口分の所にはつけずに、その下にはたっぷりつけた。
瑠奈は、
マスタードがあまり好きじゃなく、
ケチャップだけの所を先にたべる。
その後、
俺が食べるのが決まりになっていた。
出来上がったフランクフルトを、
瑠奈に渡すと、一口食べて
「はい、しゅん」と、
残りを渡してくれた。
俺は、
「うまい」
と言いそれを食べながら、
他のお店に視線を送っていた。
探していたのは飲み物。
歩いたらから喉が渇いていて、
ビールが飲みたかったのだ。
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