熱海4 #2

1/1
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ

熱海4 #2

二人は、テンション高いまま出かける準備をして部屋をでた。 俺は、 財布を入れたヴィトンのウエストポーチだけで、 瑠奈は、 いつものヴィトンのバックと、 三脚が入ったケースだけだった。 「どっちか持つよ。」 と言うと、 今回は遠慮なく三脚ケースを渡してきた。 エレベーターを降り、 フロントに行って鍵を渡すとフロントの男性から、 「花火大会ですか? タクシー呼びますか?」 と言われた。 二人は、 「はい。行ってきます。 せっかくなんで、花火見ながら歩いて行きます。 20分あれば出店があるところに着きますか?」 と訪ねると、 フロント従業員は、 「20分位あれば着きますよ。 花火見ながら歩けばすぐですよ。」 と答えた。 「帰りにタクシーを使うなら、ここに電話してください。」 とタクシー会社の電話番号が書いてある名刺の様なガードをくれた。 二人は、 「ありがとうございます。」 とお礼を言いホテルを出た。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!