妊娠2

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俺は寒い朝方の道を、 煙草を吸いながら、近くの公園に向かった。 普段、瑠奈がもっとも嫌う、 歩き煙草をしながら、 今は動揺から、吸っていた。 公園のベンチに座り、寒い風が吹く中で考えていた。 瑠奈は産みたいんだと思う。 奈美が産んだ悠を見ているし、 でも、俺は正直将来への不安があった。 今の仕事の事をどするか? 中卒だからちゃんと、新しい仕事が見つかるか? また、職人に戻るか? いろいろ考えた。 瑠奈の親友は、 正社員ではなく派遣のバイトの仕事をしている、彼と結婚していた。 年は俺と一緒だった。 そう言う勢いもありか? 瑠奈の願いはお金よりも、 普通に昼職をして欲しい事だった。 普通の家庭みたいに、 家族そろって夕食をたべる。 そんな当たり前の事に憧れていたのもわかっていた。
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