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その後は緊張感をくずし、
従業員全員でお弁当を食べた。
俺も下らない話をして、従業員の笑いを取るように心がけた。
明日オープンでバタバタになるのは、今までの経験上で分かっていた。
社交だけではなく、男子従業員も、
こぼれない様な気遣いも必要だった。
抜くところは抜く。
それも大切な事だった。
疲れているのはみんな一緒だ。
ボーイは責任はないが気遣いがあるし、中堅クラスは、遠慮なく上から言われる。
俺たちは幹部は責任感があるし、一番仕事量が多い。
ボーイは早く帰っても、俺は帰れない事が当たり前だと思っていた。
今までそうやって来て努力して今の立場にいる。
それを誇らしいと思っていたし、
更に結果を残したい。
と思っていた。
(少なくとも昨日までは、迷いはなかった)
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