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そして今年の営業最終日をむかえた。
予想通りオープンから営業終了迄の7時間、ひっきりなしに来客があり、常に満宅状態だった。
従業員も俺も、常に動きっぱなしだったが、明日から休みという事もあり気力で乗りきった。
営業終了のラストソングが流れた時は、体はダル重かったが心は乗りきった感で充実感で溢れていた。
その後、片付け、終例等を全て終え残ったている従業員と、お店で軽く飲みながら始発が出るのを待って、
電車で帰宅した。
あれ以来タクシーは、
なるべく使わない様にしていた。
堕胎手術を決めた夜、
瑠奈が背を向け震えた声で言った約束を守る為に。
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