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その後部屋に入った。
玄関に起きっぱなしだったはずの、
俺のバック等は、リビングに置かれていた。
瑠奈にお礼をいい、バックの中の物を出し、洗濯物は洗濯機に、放りコミ、ヘアアイロンや整髪剤は、
いつも置いてある棚にしまったり、
荷物を片付けた。
瑠奈はパソコンで、写真の整理をしていた。
片付け終えた俺は瑠奈の横に行き、
写真を見ていた。
大晦日のお鮨屋さんから、先程の鰻屋さんまでの写真が、パソコンの画面に写っていた。
そこには勿論瑠奈の実家での写真もあり、一つ一つ画像を拡大して、見せてくれた。
家族で食事をしているものや、
美味しそうなおせち料理に、
お雑煮の写真が目についた時、
お雑煮の写真は、京都風ではなかった。
瑠奈に「お雑煮京都風じゃないの?」と聞くと、
「お父さんは東京出身だから、あれは、京都のお婆ちゃん家に行った時食べるの。お母さんたま作るけど、
普段は関東風なんだよ。」
と瑠奈は答えた。
「ふーんそうなんだ。」
と言い俺は写真を眺めていた。
やはり家族写真が多く、
妹の奈美と悠と旦那さんで撮ったものや、お父様とお母さんのツーショットや、瑠奈と両親等いろいろなパターンで撮った写真があった。
その度瑠奈は説明してくれた。
奈美の旦那さんは、俺より2つ年上な事や、二人はよく喧嘩をする事、
お父さんは、この時飲みすぎて酔っぱらってる事など、一つ一つの写真について、話てくれた。
その後も写真を見ていくと、
やはり瑠奈が悠を抱っこしてる写真や、奈美も加えてスリーショット等の写真も出てきた。
「悠は手も足もまだちっちゃくて、柔らかいんだよ。ホッペなんかプニプニしてるし、顔は旦那さんにぽいかな?」
等と悠の話をしてくれた。
俺はこの話には、相づちを打つ程度で、言葉を発っせないでいた。
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