0人が本棚に入れています
本棚に追加
瑠奈はその後も日記の為に、
写真を整理してプリンターで、プリントしていた。
俺はソファーに座り、思考巡らせていた。
(瑠奈は赤ちゃんをおろす前と一緒に、俺に接してくれてる。以前とな何も変わらないように接してくれる。傷ついてないわけがない、悲しくないはずがない。
あの夜手術を決めた日の、
震えた声がよみがえってくる。
でも、瑠奈は瑠奈なりに乗り越え様としてるのかな?
俺は逆に何処かで気がまわって、逆に瑠奈に気を使わせてるかもしれない。瑠奈を抱かないし、煙草も外で吸ってるし、逆に傷つつける結果になってしまってるかもしれない。
もう止めよう、今迄通り瑠奈と接して行こう。瑠奈の震えた涙声の約束だけは必ず守って。)
とそう決意した。
思考の絡みの糸口をほどく事が出来た感じがした。
でも本当は神様が、なかなかほどけない様に、ほどけかかったと思ってた、糸口のずっと先の方を、ほどけない様にキツいキツい団子結びをしていたんだ。
その時は全く気付かず、糸口の先の方がほどけた事に、満足していたんだ。
最初のコメントを投稿しよう!