花言葉 エゾギク

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瑠奈の瞳に戸惑いながら、家を出た俺は早足で駅に向かった。 あの空間で何も出来ない俺と、 何もさせてくれない雰囲気の瑠奈が、現状を停止させている気がした。 何とか先に進まなければ、このままこの状態でいても何も変わらない。 その為には、瑠奈と話合わなければ。 それも早く。 ではないと何かおこる様な気がした。 なんとなくで理由も、自信もなかったけれど本能がそう思わせていた。 仕事以外は、めんどくさい事は後回しにしたくなる。 実際そうしている俺が、そう思う事は何かの意味があると思った。 その事に思考の大部分を使い、残りの僅かな思考でいつもの電車にのり、新宿に着きそして店にも着いていた。 仕事に思考を切りかえるのは、今日は難しくあまり営業の事を考えず、ただただ営業をまわしていた。
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