花言葉 白粉花 #2

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瑠奈の顔を見ると、目に一杯たまっていた涙はもうこぼれ落ちていた。 俺はそんな瑠奈を見ているだけで、精一杯で、涙をぬぐってあげる事も出来なかった。 瑠奈はどんどん後ぼれ落ちる涙をぬぐわずに、「腸じゃない。子宮の病気なの、もともと腸は病気じゃなかったの。子宮の病気だったの。」 と瑠奈は言った。 俺は何が何だかんだ分からなくなった。 思考を整理しようとも、まるでゴミ屋敷みたいにどこから、手をつけていいか分からなくなっていた。 全く分からない俺は、 「それはどう言う事なの?」 と聞くと、 「前は子宮筋腫が出来て、小さかったし簡単な手術で、治ってたの、 だけど、今回は卵巣に病気が出来て、その他のところにも、病気ができて手術をしたの。卵巣ごと取らなきゃならない手術だったの。」 俺はそれを聞いても正直分からなかった。
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