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来ないでって神様にお願いしていただけにこの事実に酷く驚いた。
でも一応邪魔しないように遠慮してくれてたのかな。
そう思うとちょっといい人なのかもなんて思って、さっき来ないでって神様にお願いした自分に自己嫌悪。
外に出ると黒い高級車がすぐに目に付いた。
しかも物凄く目立つところに当然のように止まっている。
私に気がつくと運転手さんがわざわざ運転席から降りてきて、後ろのドアを開けてくれた。
そしてこちらに向かってにっこり。
私にそんなサービスいらないのに。
しかももうすっかり顔を覚えられていることが恥ずかしい。
やっぱり乗らないとまずいよね……。
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