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「朝から襲うつもり? 俺は大歓迎だけど……」
「ち、違うわよ」
掴まれた手を振りほどくと背中を向けて布団を頭から被った。
誠さんはクククッと笑うと、後ろから私を抱き寄せ、耳元の髪を避けると、そっと唇を這わせ始めた。
「や……ン……」
「誘ったのはそっちだろ……」
「誘ってません」
そんな2人を妬むかの様にベッドサイドから目覚ましが喚き散らす。
「チッ、いいとこだったのに……」
名残惜しそうに起き上がると、誠さんは一度だけキスをおとして寝室から出ていった。
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