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舌を絡めとり貪るように深まっていく。
時々私の口から漏れる吐息と舌を絡ませる音しか聞こえない。
テレビは神宮寺さんによっていつの間にか消されていた。
そっと唇を離した神宮寺さんに潤んだ瞳を向ける。
神宮寺さんは微笑むと、私を抱き抱えて寝室に向かった。
そっとベッドに私を下ろすと、ネクタイに指をかけて緩める姿が色っぽい。
つい見惚れているとふっと笑われてしまった。
シャツを脱ぎ露わになった引き締まった胸に男らしさを感じ、私の頬は今更ながら赤くなる。
覆い被さる神宮寺さんの表情が余りにも優しくて、愛しさが込み上げた。
「覚悟しろよ」
「うん」
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