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「また朝まで飲んでたのか……?」
呆れながらそう問い掛けるも、電話の向こうの彼は無反応だった。
―――何かがおかしい……。
電話を掛けてきた時の話し方が、いつもの翔太とどこか違う気がする。
酔っ払って電話を掛けてくる時の翔太は、絶対に「悪い」なんて謝ったりはしないから。
「なぁ……、もしかして、急ぎの用件?」
翔太は一瞬黙った後、何かを思い詰めているかのような震える口調で再び話し始めた。
―――「大雅がさっき、……息を引き取ったんだ。」
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