Among the rubble

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そんな北国の田舎を離れ、静岡県内で1、2を争うここ浜松市に移り住んだのが今から2年半程前。 当時の俺は家庭も友達も蔑半分で、独身時代に叶える事ができなかった夢を追い掛け、たった1人この街にやってきた。 だけど、今は……―――――― 「どうしたの? 怜が涙を流すなんて珍しいじゃない?」 知らぬ間に俺の目からは涙が溢れ、静かに頬を伝っていた。 溢れる涙に気付かない程、俺はテレビに夢中になっていたようだ。
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