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「……もしもし?」 無愛想な声で電話に出る。 「ったく……、今何時だと思ってるんだよ!?」 ―――「あっ、悪い。 もしかして、今寝たばっかりだった……?」 電話を掛けてきたのは腐れ縁の幼馴染・翔太。 こいつは酒癖が悪く、酔っ払うと人の迷惑なんか考えない。 20代半ばを過ぎて少しはましになったと思っていたが……。 久しぶりの事とはいえ、こんな変な時間帯に叩き起こされた事に対する苛立ちを隠せずにいた。
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